おはようございます!
【 Sax-Fan サックス・ファン 】 の瀬尾です。
何だか忙しくって、
日が経つのが、とても速いです。
メルマガ発行も、2週間以上開けないように、
スケジュールを調整して、気を付けています。
それでは、今号もいきますね〜。
タンギングに関連して
これまで説明してきたことは、
とても基本的なことなんですが、
タンギングに関して練習する時に、
併せて気を付けておかなくてはいけないことが
あります。
舌の方ばかり気がいっていると、
案外、喉を開くことを忘れがちです。
喉を開くことは、
体の中の空間を繋げるのに重要です。
体も共鳴体となっているからです。
喉を開くというのは、
喉ちんこの両脇を上げる、
そういう状態です。
当然、舌の付け根も上に上がってはいけません。
(舌の付け根が上がると、喉に行くところを、
ふさいでしまう状態になってしまいます。)
これを維持した状態で、
タンギングの練習をしていって下さいね。
そして、
これまでの説明は、
シングルの基本的タンギングのことですが、
これ以外に、タンギングには、
といったのがありますが、
初心者の方が興味半分で練習されて、
混乱させてもいけないので、
今回は、説明をパスさせて頂きます。
ダブル・タンギングにしても、
永い練習期間を要しますし、
シングル・タンギングの、
遅さをごまかすために
利用するものでもありませんから、
安易に取り掛かるべきものではないので。
色々やってみたいお気持ちは解かりますが、
正しいシングル・タンギングが身に付いてから、
始めて頂きたいと思います。
今回は、
そういったのがあるんだということ程度に、
留めて頂ければと思います。
サックスの倍音を吹き分ける、
フラジオ(フラジオレット)のハイ・ノート
(アルティッシモの音域:
サックスの本来の音域よりも高い音域)に関しても、
これまで書いてこなかったのも、
同じ理由です。
この場合、特に、
スタート時期が早いと、
適正なアンブシュアが解からなくなってしまい、
アンブシュアに混乱をきたしてしまいます。
これを練習していて、出来ないあまりに、
場合によっては、
噛むことで解決しようとする人がいますが、
そういったものではありません。
決して、噛んではいけません。
唇の、繊細な神経と筋肉を傷めてしまいます。
しっかりとしたものが出来て、
その上に乗っかるテクニックですから、
中途半端な時期に始めてしまうと、
迷いを生じてしまいますよ。
気を付けて下さいね。
タンギングの項は、
これで一旦終わりにします。