おはようございます!
【 Sax-Fan サックス・ファン 】 の瀬尾です。
「Yahoo ブックマーク」ってご存知ですか?
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タンギング -4-
今回は、
というメール相談を頂いたことに対しての内容の続きで、
タンギングの練習方法についてです。
まずは、舌がリラックスした状態を作って下さいね。
クラシックのエチュードを使っていると、
スタッカートは頻繁に出てきますし、
連続して出てきます。
こういったエチュードを使っての練習では、
スタッカート部分の音質に注意しておく様にして下さい。
スタッカートが連続して出てくる時というのは、
短い音価で、つまり、
8分音符とかそういったものでの連続が多いんです。
この状態というのは、前にお話した、
アタックとレリースが、
短いタイミングで連続しているわけです。
ややもすると、
音がやけにとがったり、
ざらついたイメージになることがあります。
タンギングが速いタイミングで連続しますから、
そちらに注意が向くと、
音質に対しての配慮が薄くなるんですね。
そういったことに注意して、
以下の方法で練習していって下さい。
1〜5小節目まで全てスタッカートです。
(スタッカートは、その音符のほぼ半分の長さで。)
1小節目:4分音符
2小節目:8分音符
3小節目:3連符
4小節目:16分音符
5小節目:全音符
出来るテンポから始めていって、
徐々にテンポ・アップしていって下さい。
で、こういった練習の時は、
メトロノームを使って下さい。
うまく出来ない部分になると、
テンポが落ちる人が案外多いものです。
本人も、そこをやるのが必死なので、
その事に気が付いていないこともありますから。
そして、1回の練習で、
やっても10分程度でいいです。
それ以上やっても、舌が疲れるだけで、
良い結果には繋がりません。
出来ないことにいらついたりしても、
よくありませんよ。
なので、
無理なテンポ・アップも意味がありません。
ある速さで、
リラックスして出来るようになったら、
テンポを少しだけ上げる、
そんな感じです。
舌が独立してコントロールできる状態を作るために、
まず、舌がリラックスした状態を作ってやり、
その中で、
音質に注意を向け、イメージを持って演奏し、
全体リラックスして出来るようにするんです。
スタッカートが出来るようになったら、
レガートとスタッカートが、
交互になっている様なエチュードを探し、
そういう練習をしていくんですね。
レガート(スラー)が、
正確なリズムでの指の運びができているか、
チェックしながらやるんです。
指の方のテクニックが不安定なのに、
タンギングと合うはずもありません。
そういった時に、
「タンギングが合わない」
と思ってしまうこともあるんですね。
そこで、私がお薦めするエチュードは、
Klosé クローゼの、
25 Daily Exercises for Saxophone
というやつです。
このエチュードは良いですよ。
必携です。
これ、譜面通りにやっていく以外にも、
使い道があるんです。
今回のような場合だと、
自分でアーティキュレーションを変更して、
スラー1小節・スタッカート1小節
あるいは、
スラー2拍・スタッカート2拍
とかにして練習するんです。
もちろん、メトロノームを使って。
とても良いエチュードなので、
楽器店等回って、探してでも買って下さい。
と、まぁ、
こういった具合で練習していくんです。
それでは、練習頑張って下さいね!