おはようございます!
【 Sax-Fan サックス・ファン 】 の瀬尾です。
今号も、「プロになる」の続きですが、
この号で終わりです。
「次号も早めに発行を・・・」
というメールを頂く前に、
「次号発行は間が開くかもしれません。」
ということを、言っておきます。
(先手!(笑))
ここのところ、
このメルマガ、やけに長いですね。
それだけ、読んで下さるお時間を
頂くことになってしまいますが、
どうか、お付き合い下さい。
よろしくお願いしますね。

プロになる -3-
バックナンバー
『第41号』 プロになる -1-
『第42号』 プロになる -2-
さて、音楽の専門学校に通いながら、
バンドでの活動や、
その他仕事をやっていくことになるのですが、
初めて音楽でお金を頂いたのが、
19歳の時でした。
お金を頂く仕事を考えた場合、
個人で動くよりはバンドで動いた方が、
売り込みやすいし、動きやすいから、
といった理由で、
まずはバンドでの活動を始めました。
ピアノであれば、
一人で仕事ということも可能ですが、
サックス1本ではね。
最初に組んだバンドは、
ピアノ、ベース、ドラムの3リズムに
ギターを加え、
トロンボーン、そしてサックスです。
計6人のバンドです。
このトロンボーンが、
前にも書きました、中路英明さんです。
スタートから一緒にやっていたんですね。
音楽をやって頂くお金には、
「チャージバック」と「ギャラ」があります。
「チャージバック」というのは、
お店側が、お店に来られたお客さんに対し、
「ミュージック・チャージ」を計上します。
それの9割とかをミュージシャンが頂くというものです。
当然、お客さんの数に比例するわけです。
一方、「ギャラ」は、
その日演奏していくらというパターンですね。
このバンドの初演奏、
「チャージ・バック」で頂くんですが、
強烈に小さい店で、
普段はピアノ1人っていう感じの所だったんですね。
メンバー6人いますから、
結構スペースを取ります。
客席2テーブル潰しました。(汗)
ただでさえ小さいのに、2テーブルです。
これは痛い!!
でも、とりあえずお客さんは満席。
圧迫感は全然無いですけど、
「満席」です。(笑)
その分、ミュージシャン側、
圧迫感あります。(笑)
その時のミュージック・チャージ、
いくらだったか聞きたい?
えーっとね〜。
言わないとだめ?
・・・・・
小さい声で言いますけど、
(500円です。)
ということは、単純に計算して・・・
(500 X お客さんの数)/ 6 = ○○○ です。
往復の足代にも足りません・・・。(汗)
まぁ〜、こんなもんですよ!
最初は。
でも、何だか嬉しい気持ち、
解ってもらえます?
そんなスタートから、
少しずつ大きなところでできるようになり、
チャージもどんどん上がっていき、
その内、ギャラ制に変わりました。
チャージ・バックだと、
お客さんの数に左右されますが、
ギャラだと、
一人いくらという状態ですので、
計算しやすいですよね。
このバンドをスタートとして、
いくつかバンドに所属するようになりました。
どれも「ギャラ」で頂いていました。
バンド以外の仕事、
イベント、パーティー、結婚式等も、
色々とやってきました。
バンド以外の仕事というのは、
「いついつに、こんな仕事があるけどどう?」
って感じで、ツテで話を頂くんですね。
ちなみに、初めての「ギャラ」は8000円でした。
8000円が、10000になり、12000になり、
15000になり、20000になり、25000になり 〜
と、こちらもどんどん上がってきました。
かなり速かったんじゃないかと思います。
金額を書くのはどうかとも思ったんですが、
どんな風に収入を得ているのか、
知って頂きたかったので、
あえて書きました。
(ま、参考程度ということで・・・)
売れっ子のミュージシャンだと、
かなりの額になることは、
容易に想像できますよね。
余談ですが、
村上・ポンタ・秀一さんって、
超売れっ子ドラマーいますよね。
ポンタさん、
「ちょっとジーパン買ってくる」って、
ニューヨーク行きますから。
そのためだけに・・・。
(これ言っちゃうとまずいのかなぁ〜。
でも、もう言っちゃった!!)
そんな世界もあるっていうことです。
私はせいぜい、
「おいしいうどんが食べたい!」
って香川に行き、
「広島のお好み焼き!」
って広島に、
それぞれ日帰りで行って来る程度です。
(食べるもんばっか・・・。笑)
結構色んなとこ行きました・・・。
何の話でしたっけ。
そうそう、ま〜最初の内は、
結構きついかもしれません。
バイトしながらとか・・・。
私の場合、
足代がもったいなくて、
1週間くらい
家に帰らなかった時もありましたし。
というか、仕事終わると、
終電に間に合わなかった
というのもあるんですけどね。
明日もどうせ出てくるから、
ま、いいっか〜 みたいな感じ。(笑)
バンド仲間の家に、
結構転がり込んでいました。
ギャラで頂くようになってからは、
車で移動することが多くなり、
「今晩どうしよう」
っていうのは無くなりましたけどね。(笑)
こんな感じでスタートしていったわけです、瀬尾は。
バンドや仕事の話は、
機会があれば、またお話します。
どんな仕事でもそうですが、
当然良いことばかりではありません。
どういった状態であっても、私は、
音楽でとにかく「伝えたい!」
これに一所懸命でした。
「こんな安いチャージで、
とてもいい音楽を聴かせて頂きました。
感動しました。
本当にありがとうございます!」
って、50歳くらいの方が、
握手を求めてこられたこともあります。
こっちは19歳の若造なのに、
口調はとても丁寧で、
かつ、興奮されていらっしゃって。
ほんとに嬉しかったですし、
私達に対してもったいない
と思えるくらいのこの方の振る舞いには、
本当に感謝しました。
他、バラッドでは、
何人もの人を泣かせてきました。
涙を流している方を目の前にした時、
「言葉でなくても伝わる。」
このことを実感しました。
こういったことが、
「やってきてよかった!」
と思える瞬間ですね。
あなたが楽器を手にされていらっしゃること、
こういったことが可能なものを
手にされていらっしゃるということ、
ここを忘れずに、
音楽に向き合って下されば・・・。
「私にはとても・・・」
決して、
このようにお思いにならないで下さい。
微力ながら、
私が御手伝いさせて頂くことができましたら、
幸いです。
「プロになる」とかそういったことではなくとも、
是非、「音楽の力」・「音楽の楽しさ」を
深いところで感じて頂きたいと思います。
この項は、これで終わりです。