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【 第39号 】 01/28/2006

おはようございます!
【 Sax-Fan サックス・ファン 】 の瀬尾です。

テキスト形式からHTML形式に移行して、
お褒めのお言葉を、
多数頂きました。

ありがとうございました!

こういうところは単純で、
すぐに調子に乗ってしまいます!!

では早速、ハリキッテまいりましょう〜!!

楽器の選び方 -2-

前号で、
「購入の際、
 自分自身に『ストレス』の無い楽器の選択を!」
ということを書きました。

バックナンバー『第38号』 楽器の選び方 -1-

続きです。

「サックスやりたいな〜」と思って、
楽器屋を見て回ったり、ネットで探してみたり。

そして、価格の高いのにビックリ!

「うゎ〜、サックスってこんなに高いんだ!」

そして、色々見て回る内に安いサックスを見つけ、
「ま〜初めてだし、こんなのでいいかなぁ〜」
       ・
       ・
       ・

と、だいたいこんなもんじゃないでしょうか。(笑)


これから楽器を買って始めてみようとされる方の、
そのほとんどの方は、
「ちゃんと続けられるだろうか」
という不安がどこかにあったりするのではないですか。

有名メーカー製であれば、
安いものでも10数万からします。

続けられなければ、
そのお金が無駄になってしまいますからね。


「欲しい!」
「サックスやりたい!」

サックスが欲しい気持ちと、費用との葛藤。

ある程度の楽器は欲しくても、価格がネック。

そして色々検討します。


続けられるかどうかの不安が見え隠れする中、
それを手に入れられるまでの期間が長く続けば続くほど、
「欲しい!」という気持ちが長く続けば続くほど、
価格面での解決に走ります。

「初心者にはこの程度で充分。
続けることができて、うまくなったら、
その時、いい楽器を買えばいいや。」

と、自分を納得させようとします。

そこそこの楽器が欲しいと思っても、
せいぜい、
最安値の1ランク上、
価格面だけでの1ランク上の楽器を選択する
くらいなもんでしょう。

ちょっと待ったァ〜!!

その楽器、あなたにとって、
「ストレス」にならない楽器ですか?

もし、その楽器が「程度の悪いもの」だったら・・・。
もし、その楽器が「癖のある楽器」だったら・・・。

簡単に、普通にできることが、
簡単に、普通にできない可能性があるのです!!

うまい人だと、ある程度、
それを受け止められるだけの「キャパ」を持っています。

ですが、
初心者の方の場合、
それは、『できない』ことを意味します。

「やっぱり、才能が無いのかなぁ〜」

どんどんやる気も失せてきて、
いつの間にやら押入れの奥に・・・。

楽器は、価格なりのことがあったりするもんですよ。

その楽器、大丈夫ですか?
あきらめずに続けることができますか?



もし、続けられたとしても、
おかしな癖が付いているでしょう。

楽器を買い直そうと思えば、
お金を貯める努力で解決します。

それ以上に、
しっかり付いてしまった癖を直すのは、
苦労しますよ。


苦労すら、楽しむことができますか?




そして、ある程度やってきだすと、
楽器の不備に気が付くかもしれません。

楽器のリペア費用、
結構掛かりますよ!!


程度の悪い楽器だとなおさらです。

楽器購入時の費用に見合ったものになるのかどうか。

費用面だけで考えるなら、
今のお金か、
将来トータルのお金か、
そういったことになるでしょう。

余分に費用が掛かってくるかもしれないということも、
考えておいて下さいね。


軽〜く、脅してみました。(笑)

誤解しないで欲しいのですが、
安い楽器を買うこと
そのものが悪いというのではありません。
(ピッチの悪い楽器はいただけませんが・・・)

その楽器を『今』手にすることで、
楽しい毎日が来るでしょう。

私が言いたいのは、
せっかく音楽を楽しもうと思って始めたのに、
外的要因で、
『続けていく気持ち』を萎えさせられたんでは、
すごくもったいない
ということなんです。

『今』楽器を手にし音楽に触れることをスタートし、
そして、がんばってお金を貯めて、
次に納得のいくものを買って・・・
って、それでもいいと思うんです。

ですが、
それまで続けることのできる楽器かどうか。

その楽器、
『続けてやっていくことが可能ですか?』


音楽を楽しんで、
続けていって欲しいんです!

せっかく機会を得たんだからね。


思い立ったその時に楽器を手にし、
始めて欲しいのですが、
何より、
継続していって欲しいんです。

楽器は高価です。

購入にも慎重なはずです。

ですが、
『欲しい』気持ちが判断を誤らせて、
「価格面だけでの選択」になっていないですか?

あなたにとって、
 『使える楽器』。
あなたにとって、
 『ストレスにならない楽器』。


そういう楽器を選択して欲しいのです。

『続けること』

ここをしっかりと見ていて欲しいのです!!


もう一度言います。

せっかく機会を得たんだから、
『続けていって欲しい』のです!!


音楽を継続することができるんであれば、
安い楽器で機会を得、
それで継続できるのであれば、
それでいいのです!

要は、
『楽器(外的要因)によって、
 気持ちが萎えさせられてしまわないかどうか。』

ということなんです。

続けることさえできれば、
上達するに従って、
違った楽しみがどんどん出てきます。

プライスレスなことが積み重なってきます。

続けることを阻害しない楽器かどうかということを、
しっかり見て欲しいんですね。

 〜 まだまだ続く

◆ Enjoy Music ◆

サックス購入時の
ショップの選び方


楽器購入時、
考えて欲しいのが、
ショップ選び。

いくつか、
ポイントを
挙げておきますね。


できれば、
専門ショップ。
もしくは、
専門の部門
があること。


これは、
言うまでもなく、
「専門の人がいる」
ということです。

しっかり
相談することが
できますからね。

リペア・マンが常駐、
もしくは、
決まった周期で、
『メンテナンス日』
があること。


これも、
「専門で扱っている」
ということになりますが、
修理や、
メンテナンスに、
出しやすいんですね。

そして、
常駐で
そういう人がいる
ということは、
「楽器のデリケートさを
ショップが解っている」
ということでもあります。

そういうショップならば、
たとえ、
ネットや電話で
購入しても、
ほとんどの場合、
楽器を
チェック(調整)してから、
出荷してくれるでしょう。

試奏室等を、
持っていること。


楽器にも、
それぞれ個性があります。

人の視線や、
音の大きさを
気にすることなく、
「試奏できるスペース」
を持っていないと
いけません。

いろいろと、
ポイントはありますが、
初心者の方や、
入門者の方の場合は
特に、
しっかり相談のできる
専門のショップを
見つけることが
大事です。

こういったところで、
気軽に
相談できる人を
つかまえることですね。




で、実際、
どのようなショップが
いいのか。

ネット上で、
探してみました。



まずは、こちら。

WIND BROS.

ここのトップ・ページの、
店舗写真。
サックスの本数、
壮観です!

そこから、
ズーッと下の方を
見て下さい。

ねっ。
ちゃんと、
リペア・マンがいますね。

さらにその下の、
LINK部分、
「リペア佐藤による
サックスコラム」
見て下さい。

さすが
リペアのプロ!

かなり参考に
なりますよ!


楽器販売ページで、
コメントが
入っている場合、
名前もちゃんと
記入されています。

こういったところも、
いいですね。


そして、次。

MARL MUSIC

こちらも、
当然、
リペア・マンがいます。

ページ、
右に沿って下、
「管楽器は
専門店で!」
の下のコメント、
ほんと、
そうですよ!

管楽器のことを、
よく分かっていない
店の人って多いです。

多いというか、
ほとんどです。

だから、
「専門店を」って
私が言う意味、
解って下さいね。

商品写真を、
自店でちゃんと
撮られている点も
いいですね。

販売ページにある、
調整・保障について
のリンクも、
見て下さい。

クラリネットの
調整具合なんかも、
しっかりしています。



管楽器って、
とても
デリケートです。

調整を
しっかりしているのと、
そうでないのでは、
違うんです。



ギター・ショップの
片隅に
置かれているような、
サックスって、
・・・。

解りますよね。


サックスが
分かってきた頃に、
不満を抱えるようになる
サックスではなく、
そういう失敗を
最小限にする、
サックス選びを
して欲しいのです。

その楽器で、
続けられますか?




本文に続き、
別の視点で
私が言いたいこと。

単なる、

『物』としての
サックス


ではない部分を、
感じて下されば、
と思います。


私が言いたいこと。


愛情を受けた楽器は、
それを、
あなたに
返してくれます。

それ以上の
ことかもしれません。


あなたは、
これから、
サックスを
愛し続けることが、
できますか?


それができれば、
どんどん
うまくなっていきますし、
どんどん
楽しくなってきます。


だから、
「楽器選び」
の時点で失敗して、
疎遠な関係に
なって欲しくないんです。


続けることができる
楽器選びの視点

とは、

愛着・愛情を
持てる視点

でもあるのですよ。


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編集後記

ハリキリ過ぎ〜〜!ってか?

かなりの長文ですね。(汗)
スミマセン。。。

小学生の頃、
改行しまくっても、
原稿用紙の半分にも満たない文章しか書けなかったのに。

そんな瀬尾が、りっぱな大人に育ちました。(笑)

(「立派」ではなく、所詮「りっぱ」くらいの『ひらがなモード』ですが。(汗))


電子お便り、お待ちしております。
info@sax-fan.net

ということで、
次回もお楽しみに!!

See You !!

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