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--- Sax Fan --- サックス・ファン 『第21号』
2005年6月04日 テーマ 14小節目
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今号の本題 : 記譜法(5)
編集後記 : 手書きの譜面
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これから楽器を始めようと思っている人:じっくり読んでね!!
初心者・中級者:知らないネタがあるかも!!
しっかり復習しましょう!!
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おはようございます。
やっとの発行です。
最近、PCの再起動が当たり前になってきてる自分が悲しい。。。
無駄な時間がもっと悲しい。。。
(;_:)
でも、そんな中で頂くメールがとってもウレシイ!!
がんばって発行するぞっ!!
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このメルマガは、楽器演奏に興味はあるけど迷っている人・始めよ
うとしている人から、初心者、中級者を対象に書いていきます。
「それぞれ対象のレベルが違うのに、自分にとって有益な情報はあ
るの?」と思われる方がいっぱいいらっしゃることだと思います。
特に中級者の方は、「どうせ知ってること、できることばかりだろ
う」とお思いでしょう。
レベルは違っても、大事なポイントは一緒です。
そういった方は、もう一度チェックする意味で読んで下さい。
中には、知らなかったことがあるかも知れません。ほんのちょっと
のことでも、そこに、早くうまくなるためのヒントが隠れているか
も知れません。
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〔それでは、本題です。〕
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記譜法(5)
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Notation - 記譜法の続きです。
「郊外学習」第3弾です。
これまで進めてきている理論編ですが、内容的には基本の基本で簡
単なことですが、でも、これらのこと、とっても大事です。
一つ一つ、確認しながら進めてくださいね。
クラシックの譜面表記と、ポピュラー・ミュージックのそれでは、
微妙に違っていたりします。
例えば、音部記号。
クラシックの譜面を見ると分りますが、各段に丁寧に書かれていま
す。
ジャズの譜面では、まずそんなことはありません!!
曲の頭に1つ書くだけです。
そういった違いを理解するには、手書きの譜面、もしくはそれをそ
のまま印刷したものを探して見て下さい。
色々な譜面を、そういう視点で、曲の流れに従って見てみて下さい。
そう、「曲の流れに従って」です。
つまり、奏者の視点に立ってということです。
手書きの良い譜面は、リピートやコーダ等の行き先が目立つ様に書
かれていたり、指示も抜け落ちがなく、親切です。
例えば、譜面の頭に「Alto Sax in E♭」と書いてあれば、これはE♭
の楽器用に移調されたパート譜であって、Cメロ(ツェーメロと読み
ます)譜ではないんだと、余計な心配をしなくてすみます。
他人に分かりやすい譜面を書けることが大事です。
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メルマガの内容は現在、「理論編」に入っています。
理論編1回目は、本誌「第15号」です。
バックナンバーを読み進めてからどうぞ!!
こちらです。
第15号へ
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1.五線
2.音部記号
3.調号
4.拍子記号
5.速度記号
6.縦線・複縦線
7.音符
8.臨時記号
9.休符
10.強弱記号
11. 奏法に関する記号
12. 省略記号
13. Beat、Tempo等の指定
今回は、「9.休符」から「13. Beat、Tempo等の指定」までです。
記譜法はこれで終わりです。
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次回の音楽理論編は「音律」についてお話します。
では行きましょう。
こちらへどうぞ!!
記譜法(4) 9.休符〜
(新しいウィンドウで開きます)
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音楽を説明するのに、どうしても抽象的になりやすい部分がありま
すが、できるだけ努力して、解っていただけるような説明を心がけ
てはいます。
しかし、私の力だけではどうしても足りないので、これを読んで下
さってるあなたに協力していただかなければなりません。
理解してやろうと、優しく力を貸して下さい。
よろしくお願いします。 m(_ _)m
なお、解らなかった点や、質問、感想等、なんでもいいです。
お気軽にメール下さい。
info@sax-fan.net
待ってます!!
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編集後記:手書きの譜面
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手書きのものを印刷している、一般に市販されている譜面(輸入譜
も含めて)を色々見ていると結構楽しいものです。
昔、師匠に見せてもらったエチュードの話を。
そのエチュードは、あらゆる音程をマスターすることで技術を上げ
ようという目的で書かれた、アメリカの譜面だったと思いますが、
リング綴じの分厚いエチュードなんですが、中身はいたって機械的。
どういう内容かというと、8分音符で「ドレドレ」というのを、前
に説明した Cycle Of 5th の要領で、C - F - B♭ ----と、ひたす
ら「ドレドレ」を繋いで、楽器の音域内を上がったり下がったりし
て1サイクル、元に戻ってくるまで続けるというものです。
あと「ドシドシ」と、後ろの音が下がるパターンもあったかな。
短2度から始まって、どんどん広がってくる。
単にそれだけのエチュード。
要は、書く方は、音程を広げていって機械的に書いていくだけのも
のです。
このエチュード、書き出しは丁寧に書いてあるのですが、途中から
乱れ始めます。
どんどん雑になってくるんですね。
後半のページなどはひどいもんです!!
そりゃ〜嫌でしょ!
機械的に何でオレがこんなにいっぱい全部書かなきゃいけないんだ
はじめのほうみりゃわかりそうなもんじゃないかオンナジヨウリョ
ウデヤリャ〜イインダヨヤリャ〜シゴトダカラカイテルケドアトド
レダケカカナイトイケナインダブツブツブツ・・・・・・
というグチが聞こえてきそうなエチュードです。(笑)
で、最後の数ページは綺麗に書いてます!!(笑)
手書きだからこそ、伝わってくるんですね。
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最後まで読んで下さり、本当にありがとうございます。
ご意見・ご感想・ご要望等、何でも結構です。
お気軽にメール下さい。
info@sax-fan.net 瀬尾和弘
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