音楽にもさまざまなスタイルがあり、
その中で幾種類ものタイプの
コード(和音)
が使われています。
基本的なところである、3度構成によるコードを見ていきましょう。
3度堆積による Chord コード
ある音から、3度で音を積み重ねていくと
(M3であってもm3であっても関係なく、
単純に五線上に積み重ねていくということです。)、
8個目には、元の音と同じ音(2オクターブ上の音)になります。
C -- E -- G -- B -- D -- F -- A -- (C)
それぞれ下から、
Root(根音)、3rd(第3音)、5th(第5音)、7th(第7音)、
9th(第9音)、11th(第11音)、13th(第13音)
といいます。
これでいけば、理論的には、
Rootから13thまでが コードの構成音として考えられますが、
jazz等では、
3和音(Triad)、及び4和音(7th Chord / 4 Notes Chord)が主となります。
よって、
Root, 3rd, 5th, 7th
を
Chord Tone コード・トーン(構成音)
とし、
それ以外の音
を、
Non Chord Tone ノン・コード・トーン(非構成音)
とします。
Chord Tone |
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7th |
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13th |
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Non Chord Tone |
5th |
11th |
3rd |
9th |
Root |
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Chord の表し方(書き方)
ア.Chord の Root をアルファベットで書く。
・
イ.Root と 3rd の関係を、そのアルファベットの右下に書く。
・
ウ.Root と 7th との関係を、さらにその右側に数字や記号で書く。
・
エ.5th が#や♭された場合、アルファベットの右上に書く。
・
オ.その他に音の指定がある時(Tension等)も、右上に書く。
こうして書かれたものを、
Chord Name コード・ネーム
と言います。
コード・ネームの書かれ方には色々スタイルがあります。
上記で挙げた点には変わりありませんが、
アルファベットの右側の部分において、
いくつか書き方の違い
があるのです。
それらを見て、
どういったコードなのかが分からなければいけませんから、
それらを把握しておきましょう。
また、自分で書く時には、
スタイルを統一
して、見やすく書かなくてはいけません。
これから先、必然的に、
私が書き表すコード・ネームを見る機会が多く出てきますが、
その1種類しかないのではないということを、
頭の隅にでも置いておいて下さいね。