おはようございます!
【 Sax-Fan サックス・ファン 】 の瀬尾です。
エイプリル・フールということで、
先程、『 Tax-Fan 臨時発行号 』をお届けしましたが、
悪ふざけが過ぎましたでしょうか。 (^^)
ご愛嬌を。
こちらのメルマガは、いたってまじめの本物です。
ところで、
Sax-Fan のサイトに、新しいコンテンツを作りました。
ミュージック・ビデオのコーナーです。
YouTube から集めています。
私が作るページですから、
当然、ジャズがメインとなります。
時間がおありの時に、一度お立ち寄り下さいね。
Sax-Fan サックス・ファン Reccommended Video ビデオ
中には、よく作ったな〜という、
面白いものも幾つかあります。
尚、ビデオによって出力音量が違いますから、
再生時には、ボリュームにお気を付け下さい。
それでは、
本日のメイン・コンテンツへどうぞ。
他の楽器を知る -1-
他の楽器のことを知ることは、
アンサンブルの上でも自身の上達の上でも役立ちます。
「サックスの特性はどういったものでしょうか。」
この問いに対しては、
「他の楽器と比較してどうなのか」
という視点から見ることで、
的確な答えが導き出しやすいでしょう。
そのためには、他の楽器のことを知る必要があります。
楽器には、構造も含めた特性上、
それぞれ得手不得手があります。
幾つかの例を挙げてみましょう。
一つのフレーズがあるとします。
それを半音ずらすとしたら、
ギターでは、元のポジションから、
1フレットずらせば演奏可能です。
サックスでは、結構難しいことになりますよね。
トランペットとの比較はどうでしょう。
トランペットは一般的に、
3つのバルブ操作で音階を構成しています。
バルブの操作自体を単純に表すと、
開放と下まで押し下げる2通りが3バルブ分、
つまり、2の3乗=8通りの組み合わせです。
後は、唇の状態や息の吹き込み方によって、
倍音による音階を作ります。
サックスでは、
音階それぞれの音に対し、
それぞれの運指が対応しています。
以上の2点からも、
楽器それぞれで、
やりやすいフレーズと、
そうでないフレーズがあることが、
分かると思います。
サックスは、サックスらしいフレーズ、
というのがあるのです。
ジャズをお聴きの方、
『 Donna Lee 』という曲はご存知でしょうか。
(こちらにて、試聴できます。
A Charlie Parker: A Studio Chronicle 1940-1948
Disk 4 の9曲目です。)
この曲のテーマなんですが、
作曲は Charlie Parker チャーリー・パーカー
ということなんですが、
私は、そのことに違和感を感じるんですね。
(当時の歴史的なところからいくと、
ひょっとして、Miles Davis が書いた?)
その楽器らしいフレーズというのは、
こういうことを感じる違いなんです。
そして、この曲を、ベースでやった人がいます。
Jaco Pastorius ジャコ・アストリアスです。
はっきりいって、ベースでやるにはウルトラ難しいです。
『ジャコ・パストリアスの肖像』というアルバムですが、
発売当時、かなりのインパクトがありました。
(これも試聴できます。
Jaco Pastorius
ちょっと聴いてみて下さい。びっくりしますから。
桁外れのすごさに、当時の私は笑ってしまいました。)
こういった、曲のテーマというのはそれとして、
楽器が変われば、
フレーズだって変わってしかるべきなんです。
上記のような、
苦手とするものを克服するのも手ですし、
得意とするものを伸ばすのも手です。
『楽器の特性』ということを意識してみて下さい。
次回に続きます。。。