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--- Sax Fan --- サックス・ファン 『第17号』
2005年4月16日 テーマ 10小節目
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今号の本題 : 記譜法(1)
編集後記 : 汚い譜面
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これから楽器を始めようと思っている人:じっくり読んでね!!
初心者・中級者:知らないネタがあるかも!!
しっかり復習しましょう!!
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おはようございます。
私の地元、神戸には、「王子動物園」という動物園が有るのですが、
ここは桜の木が多いんです。
この時期になると、とても綺麗。
私は動物が好きで、今まで、とにかくよくここに行ってます。
ある時などは、開園と同時に入って、閉園までいたことも・・・。
今はもういないのですが、昔、「武蔵」という名の狼がいました。
この子が子供の頃、夕方になると、飼育係の人が園内を散歩に連れ
出していました。
どこから見ても、普通の犬の散歩です。
ま〜親戚筋ですが・・・。
1日動物園にいると、色んな光景を目にするのでおもしろいですよ。
狼のいるところは、私が長居するところの内の1つです。
行くと、オリ越しに、私の手をペロペロ舐めてくれて、挨拶してく
れます。顔も舐めてくれます。
暫くそこにいて、じゃ〜次行こうと離れると、「ワゥ〜〜」と呼ぶ
ので、なかなか離れられません。
行こうとすると呼び戻され、何度も何度もそんなことを繰り返し、
あきらめてくれるまでやってます・・・。
あちこちで、こんなことをやってたりするもんですから、動物園で
の滞在時間が長いのです。
こんなことを書いていると、また会いに行きたくなってしまいまし
た・・・。
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このメルマガは、楽器演奏に興味はあるけど迷っている人・始めよ
うとしている人から、初心者、中級者を対象に書いていきます。
「それぞれ対象のレベルが違うのに、自分にとって有益な情報はあ
るの?」と思われる方がいっぱいいらっしゃることだと思います。
特に中級者の方は、「どうせ知ってること、できることばかりだろ
う」とお思いでしょう。
レベルは違っても、大事なポイントは一緒です。
そういった方は、もう一度チェックする意味で読んで下さい。
中には、知らなかったことがあるかも知れません。ほんのちょっと
のことでも、そこに、早くうまくなるためのヒントが隠れているか
も知れません。
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〔それでは、本題です。〕
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記譜法(1)
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記譜法とは、音楽を「可視的」に表記する方法のことです。
これには、動機譜、奏法譜、文字譜、譜線譜等、いくつか有ります
が、私達が主に使っているのが、「5線記譜法」です。
17世紀以降、ヨーロッパで完成された記譜法です。
5本の線に、
音符:音の有無の長さ 速度
+ 各種記号 表現法
譜表:音(符)の位置 演奏手法
省略記号
を記入し、表す方法ですね。
で、ト音記号やヘ音記号、ハ音記号等のことを、「音部記号」と言
います。
ハ音記号?って思っている方もいらっしゃると思いますが、あまり
馴染みの無い記号ですが、
ト音記号:高音部記号
ヘ音記号:低音部記号
の、その間に位置する中音部記号です。
ト音記号のあの形、何から来ているかご存知ですか?
筆記体の「 G 」です。
なんとなく判りますよね。
ト音 = G音
ト音記号 -- G Clef
ヘ音記号 -- F Clef です。
ヘ音記号の「 : 」は、「F」の横棒です。
記号の書き方は分かりますね。
ト音記号は、第2線(下から2本目)から書き始めます。
つまり、そこが「 G 」音ですよ、ということです。
ヘ音記号は、第4線を「 : 」で挟みます。
その線が、「 F 」ですよ、ということです。
音楽のテストで、「ヘ音記号を書きなさい」っていうのが出た時、
「点の位置、どこだっけ?」って思ったこと無いですか?
(厳密に言うと、こういう出題はマル・ペケの条件に「?」と思っ
てしまうのですが・・・)
こういう場合は、大譜表による位置関係を理解していればOKです。
「大譜表」とは、ピアノ譜のように、上にト音記号付きの5線、下
にヘ音記号付きの5線のある、2段仕立ての譜表のことです。
上の段(ト音記号)の5線の、下第1線の音、いわゆる「ド」の音
と、下の段(ヘ音記号)の5線の、上第1線の音が、同じ音を指し
ます。
ピアノで言うと、鍵穴近くに有る「ド・『C』」がこの音です。
ヘ音記号の上第1線から順に下に辿っていけば、第4線が「ファ」、
つまり「F」になり、上記で説明したヘ音記号の意味が判っていれば、
点の位置に迷うことは無いのです。
(線を加えるのを「加線」と言います。5線の、上か下かに追加し
た線の、何本目の線上に有る音かというのを、「上第○線」、「下
第○線」という表現をします。)
逆に言うと、音部記号の意味するところ、それを書く位置(書き出
しの位置や、点の位置)が、重要になってくるのです。
ヘ音記号で言うと、点が挟む線は、「絶対 F 」なのです。
もし第3線を挟んでいれば、その線が F ということになります。
音部記号は、必ずしも、よく知っているその位置に有るとは限りま
せん。
楽器によっては、その楽器の音域により、その楽器の表記の仕方と
いうのが有るのです。
記号や約束事の意味を理解しておきましょう。
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音楽を説明するのに、どうしても抽象的になりやすい部分がありま
すが、できるだけ努力して、解っていただけるような説明を心がけ
てはいます。
しかし、私の力だけではどうしても足りないので、これを読んで下
さってるあなたに協力していただかなければなりません。
理解してやろうと、優しく力を貸して下さい。
よろしくお願いします。 m(_ _)m
なお、解らなかった点や、質問、感想等、なんでもいいです。
お気軽にメール下さい。
info@sax-fan.net
待ってます!!
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編集後記:汚い譜面
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今日の本題に関連して、譜面に関して。
仕事をしていると、よく、「汚い譜面」に遭遇します。
この音符の位置はどこだ!!っていうのが、結構有ります。
アレンジャーは、それぞれのパート分、譜面を書かないといけない
ので、かなりの量を書かないといけません。
必然的に、速く書かないといけなくなり、音符の玉も、「チョン」
だったりします。
実際にこんな話が有ります。
いつも貰う譜面があまりにも汚く、皆、苦労していました。
いくらお願いしても、一向に改まりません。
そこである日、全員が話し合い、仕返しをということで、有る企て
をして、演奏することになりました。
演奏が始まりました。
そして、音が出たとたん、ストップが掛かりました。
アレンジャー(兼指揮):「音が違う!」
一同:「何も間違ってない!!」
アレンジャー:「いや違う!!」
一同:「このト音記号は第3線から書き出しているから、その通〜
りに演奏しているだけ!!」
以降、「少しは」譜面がマシになりました・・・。
譜面は丁寧に書きましょう!!
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最後まで読んで下さり、本当にありがとうございます。
ご意見・ご感想・ご要望等、何でも結構です。
お気軽にメール下さい。
info@sax-fan.net 瀬尾和弘
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