普段、一人で練習する際にも、正しいピッチで演奏する様にして下さい。
その為にも、
チューナー
は必要アイテムです。
チューナーを選ぶ基準として、
まず1つ目は、
感度の良い針式であること。
弦楽器等であれば、そう意識しなくても良いですが、
管楽器では、断然針式の方が良いです。
デジタル的表示よりも、この方が
直感的に分かりやすい
からです。
楽器を始めたばかりの初心者であれば、
まず、針が安定しません。
この時に、光で表示するようなデジタル式のタイプを使っていては、
どれくらいブレがあるのかもつかめません。
LCD(液晶)で、針式の様に表示するものもありますが、
反応速度(表示速度)に限度があり、
おまけに、表示箇所が一定のところにしか出ません。
連続した動きはしてくれません。
2つ目は、
セント(1セントは半音の1/100)表示か、
もしくはHz表示が出ること。
大きな表示板で、
細かい目盛が振っているものであればいいのですが、
なかなかそういったものが手に入りにくいこともあり、
針と、そういった表示を併用することで、
具体的なズレを知ることができます。
あとは、使用用途等に応じて、
バックライト
、
トランス(移調)モード
等、
必要なものを加味して選択すれば良いでしょう。
チューナーは色々なものが数あるのですが、
そのほとんどが、
Eギター、Eベースといった弦楽器に最適化されたものです。
ですから、
チューナーを選ぶ際には、
“管楽器‘でも’使える”というものを選択するのではなく、
“オーケストラを意識して作られた製品を選ぶ”、
そういうところに注意して下さい。
手に入りやすい機種の中で、
私のお薦めは、
KORG コルグ OT-120 クロマティック・チューナー です。
針の反応速度も、
3段階で選択できるようになっています。
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